芸術の山

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【批評の「現場」】

 古典的批評理解から言えば、それは何よりも作品との出会いの場である。作品と出会ったその時点から批評という行為は始まる(→【牽引者としての批評】)。一方、作品との出会いが批評を行うものに大きな契機を与えることに違いはないが、その出会いによって生まれゆく思考の展開に重きを置くならば、批評家の頭の中もまた、批評の「現場」であり得る。一方、制度、構造などを対象とする批評にとっては、作品はある価値判断を下されるものの、一過程、一資料となり主たる対象ではない。ゆえに、ここでの「現場」は抽象的な認識であり、かつ現実の諸問題と対峙する場である。
 このように批評の現場が多種多様となる一因には、ある価値判断を下す場合に求められる基準の多種多様さがある(→【客観主義と主観主義】)。したがって、<あなたにとっての「現場」とは>という質問は、当の批評家のスタンスをよりよく示してくれることだろう。もうひとつ付け加えれば、批評の「現場」は、大いに譲歩しても「アート・ワールド」というお化け(批評家がそこに生息しているとしても)ではあり得ない(→【批評と評論】)。
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