芸術の山

芸術の山とは、制作者にとって真に有益な批評的ツールを具現化する媒体である。

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【牽引者としての批評】

 テクストの先導にしたがい制作をする作家を考えてみる。この世界に対峙し、それを解釈し、それを制作の基盤とすることはままある。そのひとつとしてテクストが選ばれることもあるだろう。相対的に多くの作家に読まれ、そこからの影響で似通ったたぐいの作品が登場することもある。
 だが、こと批評または評論がその参照テクストになるばあいはどうであろうか。そもそも批評または評論は何かしらの作品分析および解釈をもとに構想される。ならばそれは制作以前の何ものかについて語られるものではなく、あくまで事後的なものとしての作品をその対象としている。作品/制作に先立った制作論的批評または評論は書かれ得ない。つまり批評または評論は、構造としてその批判/分析対象とする当の作品をつねにかならず引用している。その書かれたものを読むわれわれが批判/分析された当の作品にまつわる制作論を手引きとするとき、いわばそれは引用の孫引きとなる。可能性としては「創造的誤読」もありえないことはないであろう(孫引きである以上可能性も大きい)、と留保しておいて、なおかつ、しかしそれは牽引された作家の大半が創造性に乏しい作品を制作する、と言い切っておく。
 事後的な分析はあくまで事後的なものでしかない。作家はそもそもそれ以前の把握不可能な方法論をこそ模索すべきであるし、自らの制作活動をもとにした方法論なり、可能性なりをより信じるべきであろう(→【制作論と批評】)。
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