芸術の山

芸術の山とは、制作者にとって真に有益な批評的ツールを具現化する媒体である。

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【美術理論と批評】

 批評の眼目は、具体的な作品ないし制作活動の価値について判定を下すことにある。もっぱら、批評家はものをつくらない立場にあるから、自身の理論は主として作品を受けとめ、判断するための理論であるといってよい。そうした理論は作品との出会いの中から生まれ、研究、思索によって育まれ、次に出会う作品のために基準を準備する。ここには、美術理論は批評という行為(実践)によってその真価をつねに問われ続けるという側面が見える。批評は、それを行おうとする主体と対象との距離を前提とするから、主体の基準に対して対象は相対化されるが、同時に対象に照らして当の基準も相対化されるということである。このようにして創出された基準、あるいはその基準を適用した言説は、読者の関心のおおむねが思想内容に向かう場合には(社会的要素を除外する場合には)美学に近似している。このことと近しくあるようだが異なるのが、作品を対象として構築された理論が、当の作品をまったく介さず次なる理論の対象となるというケースである。そこには学究的な価値が見出せるが、作品に対しての価値判断が欠如しているという点では根本的な意味での美術批評的意義を欠いている。
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